給排水設備工事に必要な資格とは?資格取得についても解説

皆さんこんにちは、東京都大田区で給排水設備工事を営むロート・ルーターサービス株式会社城南です。給排水設備工事は、家庭やオフィス、産業施設、商業施設などで不可欠なサービスです。将来にわたって、給排水設備工事はますます重要性を増し、需要が高まっていくことが予想されています。そういった中、求人票を見ていくと「未経験可」や「必須の資格」を求められることがあります。

そこで今回は、需要が高まっている給排水設備工事で働く際に必要となる資格について解説していきます。


■給排水設備工事の資格とは


給排水設備工事を行うにあたって国家資格が必要になります。


・給水装置工事主任技術者


給水・排水設備工事において、安全かつ適正な工事が行われるように管理・監督する技術者のことです。日本の建築基準法に基づき、建築物の給水設備工事には、この主任技術者の資格が必要とされています。その仕事内容は、事前の現場の調査から水道局への連絡、機材の選定や工法を決定します。工法や施工の日時が決定次第現場監督として工程の管理や品質管理、安全管理を行います。

また、工事が終わり次第水道局の検査の立会いも行っていきます。


・排水設備工事責任技術者


排水設備工事責任技術者は、建築物における給排水設備の施工を監督する専門家です。彼らの役割は、建物が安全で快適な生活環境を提供できるよう、排水設備の工事が法規に準拠し、適切に実行されることを保証することにあります。土木工学、衛生工学、水理学などの幅広い知識を有し、最新の技術動向に精通している必要があります。排水設備の設計から施工、保守・管理に至るまで、トータルで責任を持つため、高度な専門性が求められます。

また、排水設備工事責任技術者の資格は、5年に1度資格の更新手続きがあります。


・管工事施工管理技士


配管工事というのは主に冷暖房設備、空調設備、ガス管配管設備、浄化槽設備、上下水道配管設備、給排気ダクトなど、各種のパイプやダクトを設置するためのものになります。

工事の安全性、予算内での完了、法規と規定に沿った作業、そして最終的な機能性の確保といった、多岐にわたる側面でリーダーシップをとります。管工事は専門的な知識になってきます。現場では、工期の遅れやイレギュラーなトラブルなどが発生することも多く柔軟な対応がより求められる仕事でもあります。



・水道技術管理者


水道技術管理者は水を扱う上で必要となる資格です。

これまで上記で紹介した資格を取得した上で水道工事が行われますが、水道工事を行うだけでなく維持・管理も必要となります。この資格は、公益財団法人日本水道協会が主催する水道技術管理者資格取得講習会を受講し、学科試験と実務研修で取得できます。



■各資格の取得方法や手順


ここからは各資格の取得方法や手順を紹介していきます。


・給水装置工事主任技術者


公益財団法人 給水工事技術振興財団が厚生労働大臣から指定された試験機関として給水装置工事主任技術者試験を年1回実施しています。

受験資格に関しても、給水設置工事を3年以上の施工経験がある人に与えられます。

筆記試験に関しては公衆衛生概論・水道行政・給水装置の構造及び性能・給水装置工事法・給水装置計画論・給水装置工事事務論などが出題されます。

合格にも基準があり


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6科目の合計が27点以上であることや

公衆衛生概論1点以上

水道行政2点以上

給水装置の構造及び性能4点以上

給水装置工事法4点以上

給水装置計画論2点以上

給水装置工事事務論2点以上

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を獲得しなければ筆記試験を突破することは出来ません。つまり合格するにはどれかだけできるのではなく、まんべんなく得点を獲得する必要があります。

問題は、選択肢もあるため不明な場合も回答できます。


・排水設備工事責任技術者


排水設備工事責任技術者とは、各都道府県市区町村で実施される「排水設備工事責任技術者」試験に合格し、資格を登録された者のことを指します。受験資格は各都道府県によっても変わっており、例えば東京都では、高等学校で一定期間土木や設備での経験があることや実務経験が2年以上あることが条件となっています。詳しくは各都道府県の窓口に確認してみてください。

試験は全30問、100点満点で採点します。

その内、法令に関する問題が30点分、技術に関する問題が70点分となります。

合格するには以下の2点を満たす必要があります。


・総得点が70点以上であること。

・法令・技術の各区分の得点率が50%以上であること。


法令は15点以上、技術は35点以上得点を獲得する必要があります。


・管工事施工管理技士


管工事施工管理技士は1級、2級と資格があり国家試験で定められた筆記試験と実技試験を突破する必要があります。1級と2級の資格では仕事の内容は変わりませんが、対応できる物件や工事の大きさに違いが出てきます。一般的に2級の資格では

工事の監督者として現場に入る場合が多いです。2級の試験では指定の学科以外の卒業者の場合、大学卒業者は卒業後1年6か月以上経過していること、高校卒業者の場合卒業後3年以上を経過している場合が受験資格に該当します。



■資格取得の為の勉強方法


まず、資格取得のための勉強方法として重要なのは、適切な学習教材を用意することです。給排水設備工事の資格試験に関連する書籍や参考書、過去問題集などを入手し、しっかりとした基礎知識を身につけることが重要です。また、インターネットを活用して、関連する動画やオンライン講座を利用することも有効です。

次に、効果的な学習計画を立てることも大切です。定期的なスケジュールを作成し、毎日少しずつ勉強することで、効率的に知識を吸収することができます。また、学習状況を管理し、定期的に復習を行うことも忘れずに行いましょう。

さらに、実務経験を活かした学習を行うことも重要です。給排水設備工事の実務経験がある場合は、その経験を生かして理論と実践を結びつけることができます。実務経験が不足している場合でも、現場を見学したり、実際に作業を体験することで、より深い理解を得ることができます。

最後に、資格試験に向けて繰り返し問題集を解くことも効果的です。過去の試験問題を解くことで、試験の傾向や出題範囲を把握し、対策を立てることができます。また、間違えた問題や分からなかった問題については、再度勉強し直すことで理解を深めることができます。

これらの勉強方法を実践することで、給排水設備工事の資格取得に向けて効果的に学習を進めることができるでしょう



■まとめ


今回は、給排水設備工事に必要な資格について解説していきました。

大まかには4種類あり、いずれも国家資格に該当するため取得するには、試験を突破する必要があります。いずれも1次試験は筆記試験となっており、合格するためには勉強も必要となってきます。これらの資格は、給排水設備工事の安全な施工や品質の確保、環境への配慮などを目的としています。給排水設備工事の現場で活躍するためには、適切な資格取得が重要です。


今後給排水設備工事の職人を目指している方はぜひご参考にしてみてください。



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